ブログを読んでいただいていて、どう感じてもらっているかわかっていませんでした。
外から見ると、どこも同じように見えてしまう学習塾ですから、
何となくでもいいので塾の特長が分かっていただけたらいいかと思い続けています。
同じようなことを言い方を変えてみたり、具体例を変えてみたり工夫しているつもりです。
さて、今回は直球の表現を使ってみます。
とっても「ゆるい塾」のようです。
自分ではそう思っていなかったのですが、アンケートやブログの感想を聞くと皆さんにそう思われているのがわかりました。
ただ、「ゆるい」といっても、
・勉強はしてもらいます。
・自習室でうるさい人は出て行ってもらいます。
・塾内のルールは守ってもらいます。
(ルールは少ないです。スマホをしない。飲食は指定の場所で。自習は静かに。これぐらいかもしれません。)
そして、最終的には
・成績は上がっています。
・志望校は上がっていきます。
・合否はチャレンジ度次第ですね。チャレンジしなければ合格するでしょうけど、それでいいの?と聞いてしまい、上位校を受ける場合もありますので、落ちる人も出てきてしまいます。
じゃ、何が「ゆるい」のか
・強制がほとんどありません。
これができるまで帰るな
宿題しなかったら居残り
強制自習
講習会への強制参加
こういうものがありません。
・リーチング手帳を導入しています。書いてこない生徒もいますが、強制はしていません。
使った方が成績が上がるよ。と説得を試みていますが、強制はしていません。
(毎回言うことを強制というのなら強制かもしれませんけど、こういう定義もゆるくていいでしょう)
・宿題は少なめです。
宿題してこない生徒に対しては、量を減らすこともしています。
宿題しないからといって罰もありません。
・テストも強制ではありません。(中3生は半強制ですけど)
こういうことなので、とっても「ゆるい」です。
でも、成績は上げています。
保護者の皆様からすると物足りないようです。
どうしてこんなにゆるいか考えてみました。
①強制して机に向かわせても、勉強に興味はわかないと考えているからでしょう。
ただ、やり始めるとやる気がでるので、最初の10分は強制です。でも、勉強時間は10分でいいという考え方です。
毎日10分机に向かえばやる気は後から出てくる。
だから、10分勉強したら塾では褒められます。(保護者からはものたりない)
②宿題が少ないのもそのためです。
毎日10分でできる量です。
しかし、実際のところ、ずっと少なかったら成績もあがりませんよね。
あるときに急激に増えます。
個別指導なので、他のお子さんにどれぐらい宿題が出ているかは知らないと思います。
みんながみんな宿題が少ないと思っていたら大間違いです。
やる気が盛り上がっている生徒には膨大な量の課題を渡しています。
小学生に1日10ページぐらいの演習問題
高校生に1か月で1冊の問題演習(通常1年かけて使う教材)
など、こんな宿題が出せれている生徒もいます。
どんな時に多くなるかというと
・入塾直後でやる気まんまんの時
・成績の上がる兆しが見えて楽しくなった時
・受験で追い詰められた時(これも一種のやる気です)
お子様によって、そのタイミングが変わってきます。
今宿題が少ないお子様にもそのうち膨大な量が出るかもしれませんし、出ないかもしれません。
焦らずに時期を待ちます。
③こんなことをするために、コミュニケーションは大切にしています。
なぜ、勉強した方がいいのか
どの時期にどれぐらいしたらいいのか
目標の学校、成績に入るには何が必要か
など普段の授業の中でもたくさん話をしています。
ですから、お子さんはお母さんが思っている以上にやらなければと焦っています(とてもそうは見えないと思います)
当塾の講師の仕事は
・生徒それぞれの目標までのカリキュラムを頭に入れておくこと
・生徒のやる気のピークを見極めて、ここぞというときに畳みかけること
・やる気がない時期でも何かさせること(止めないこと)
こういうことです。
ですから、本人の意欲が少ないときには宿題も少なくなります。
本人も楽です。楽ですが、必ず毎日勉強してもらうように誘導していきます。
こういうのが本来の個別指導です。先生が横にいて解説するだけなら、誰でもできます。
入試問題の分析はどの塾でもやります。分析できればカリキュラムは作ることができます。
当塾は、生徒の方も(言葉は悪いですが)分析して、カリキュラムを運用していきます。
だから、「ゆるい塾」に見えてしまうようです。
お子さんが家で勉強必死になって苦しんでいると「がんばっている」と見えがちですが
そういう勉強は、効果がない勉強の場合が多いですよ。
塾に長時間拘束されたら「がんばっている」と思うかもしれませんが、
時間つぶしているだけ。ということも多いですよ。
ご両親は力を抜いてお子さんを見守って上げましょう。
ご両親は、「ゆるくて楽しい家庭」を目指していただけたら塾の方針とぴったり合っているのかもしれませんね。