質問が多いパターンはいくつかありますが
当塾で一番質問が多いのが学校指定の教材の問題に関する質問です。
なぜ学校教材に関する質問が多いのか?理由は明白です。その生徒にとって難しすぎるのです。
勉強はどの科目であろうが、少しずつステップアップしていくものです。
極端な例でいうと小3の生徒に中1のテキストを急に与えるとどうなるか考えてみましょう。
何にもわからないから「全部質問」に来ます。もしくは「何を質問していいかもわからない」でしょう。
「どう質問していいか分からない」「全部わかりません」ということがありますが、こういうことです。
小3と中1ほどの差がないにせよ。大きな差がある場合には「どう質問していいか分からない」ということになります。
学校の教材は「できる生徒」から「できない生徒」まで全員に同じテキストを配ります。
つまり、全部できる生徒に合わせた問題集です。
レベル1~レベル10まであったとしたら、全てのレベルの問題が載っています。
本来レベル3が難しい生徒は、レベル2問題で演習していかないと次に進めません。
それをいきなりレベル10に取り組むから
「質問ができない」
「質問がたくさんある」
という状態になります。
当塾では、お子様に最適なテキストで指導していますし、同じテキストでも全部解かせるわけではありません。
テキストがあっていると「質問が少なくなります。」
自力で演習できるから、質問する必要がなくなるのですね。
入室前によく「この塾では質問はできますか」「この子は質問できない性格ですが大丈夫ですか」
と聞かれます。
答えは「質問しなくてもいいように指導していきます。」
ということになります。
学校や集合塾は複数の生徒に対して、一定レベルで授業をするので、科目によって当然レベルが合わない場合が出てきます。
したがって、わからなくなったところは、「質問する」ことはとても大事なことです。
それによって「もっと基礎の演習をしなさい」「前のテキストのこの部分を復習しないさい」などと指導してもらえれば力はついていきます。
質問されて最もダメな回答は、「その問題の解き方だけを教える」ということです。
この質問と回答を繰り返していては全く成長しません。
この塾では質問が多く出るということは「そもそものカリキュラムを修正しないといけない」と考えます。
テキストや指導方法の方を変更します。
もちろん、うっかり忘れ、演習したけど忘れた。というのはあるので、どんどん質問に来てください。
質問が多くなるのは生徒が悪いのではなく、塾の方です。遠慮なく聞いてください。
