偏差値や模試の合格判定に関して、いつも誤解が多いので何度も書きたいと思います。
偏差値
・・・単純に言うと「その模試を解いた人の中での順位です」 偏差値70とは上位２％強にいます。という意味です。
前提条件として、「その模試の問題」「誰が受験しているか」によって変わりますので
模試会社が違う模試、受験層が違う模試の偏差値は比較できません。
合格判定
・・例えばその模試で偏差値50の人が実際に受験して何%合格したか。という統計にすぎません。
5月の模試の日から入試当日までどれぐらい勉強したかは考慮されていません。
全員が同じようにがんばって、50％が合格したなら、確かに合格判定５０％と考えても正しいです。
しかし、5月で偏差値50の人が全員今から同じだけ勉強しているでしょうか？
しないですよね。頑張る人と頑張らない人が出てきます。
偏差値70 合格判定Aでも同じです。
「今の実力で合格できるということではありません。」
5月でA判定をとる人は、これまでも頑張ってきていますから、これからも、頑張るでしょう。その頑張りを加えてA判定です。
ただし、A判定の人はいままでも勉強してきたし、これからも勉強する人が多い。
E判定の人は、今まで勉強少なかった、そして、これから勉強する人が少ない。
ということは言えると思います。
どちらにしても、これから勉強した人が合格する。これだけです。
このように現時点での合格判定はほどんど意味がありません。自分がどこが「できている」、どごが「できていない」かを確認するのが模試であり、判定はおまけです。
