中学になったら塾に行った方がいいと考えている方は多いようです。
お問い合わせも増えてきています。入塾面談の際にお伺いしますが、事前にご確認いただけると助かります。
①小学校の算数はできているか
小学校は100点が当たり前、少し間違えることがあっても90点以上が標準です。
もし、80点台だとすでにわからなくなっているとお考え下さい。
その場合は、中学に入る前に総復習が必要です。ご存じの通り、中学に入ると学習進度が早くなりますので、復習をしながら中学数学をしようと思うと確実に遅れます。
②国語はできているか
読書するかしないかや好きか嫌いかは無関係です。社会の教科書を読んで意味が説明できるかご確認をお願いします。
社会は子供の知らないことを説明している説明文で、小学生にわかるようなレベルで書かれています。
覚えているかどうかではなく、文章の意味を説明できるかがポイントです。
もしできなければ、説明文は読めません。つまり、中学生になっても教科書が読めないと言うことです。教科書の意味がわからないのですから、全教科で遅れていきます。
この場合は、まずは、国語の訓練が必要です。これから半年ぐらいは、まず国語(論理国語)を勉強していただきたいです。
③運動系クラブに入るつもりか
運動系クラブに入ると1年の入学から夏休みまでは、体力を消耗し、ほとんど勉強しなくなります。
勉強しているようでも疲れて頭に入っていきません。1学期はまだ学校の授業もゆっくりですので、定期テストが多少取れるかもしれませんが、反復練習していないので、2学期にはすっかり忘れて悲惨なことになります。
この場合、中学に入る前に少し先取の勉強をしておいて、中学校の授業を余裕をもって受けることができるようにしておくことです。学校の授業が復習だ。と言う流れにしておく方がいいでしょう。疲れ切って家で寝るだけでも授業についていくことができると思います。
もし、2学期に入って、体力もついてきて、かつ涼しくなっても、クラブで疲れすぎて家で寝ているだけなら、これはもう体力的に合ってないクラブ活動です。退部も考えた方がいいでしょう。
④小学校で習った英単語が書けるか
これは最近の問題です。小学英語が教科化したために、中学の教科書は小学校で習う英単語を覚えているという前提で授業が始まります。
昔のようにアルファベットの書き方からゆっくり授業を進めることはありません。国語の漢字もそうですが、英単語も書けるように練習しておきましょう。
以上をふまえたうえで、受講科目などご相談していきたいと思います。