冬期講習で復習に入ってます。特に小学生は復習する習慣がないので少し戸惑います。
この問題はできる。学校で100点とった。
こう思っているからです。
冬期講習の授業の初めに毎回、確認テストをしていますが、たいへんですよ。
2学期にできていた問題ができません。
しかし、子供本人はできると思っています。それなのにわからない。
どうしてか理由がわかりません。
話題をそらせてごまかそうとします。
「わからない」と言いたくない。
だって、できるもん。
こんな感じです。
家で復習するとどうなるか
お母さんが
「なんでこれがわからないの。前にやったでしょう。」
と怒ってしまいます。
これではますます「わからない」言い出せなくなくなり、適当にごまかそうとしてしまいます。
こんなものです。
塾に来てもらうと
「わからない」「忘れた」というのは当然のこととして繰り返します。
怒らずに誘導します。
そうすると子供も思い出してきます。自分でできるようになります。
最初は何をしていいかわからなかったけど、思い出してできるようになります。
こういう繰り返しが記憶を定着させるのに大事なことです。
特に、最初にテストをして「思い出そうとする」ことが記憶の定着に有効なのです。
そして「褒められる」
この繰り返しです。
ところが、家で親子で復習すると
母親「どうしてわからないの」
と怒ってしまいます。
子供は、怒られたくないから適当にごまかそうとします。
この繰り返しです。
これが6年続くと決定的な学力の差になります。
冬期講習ですることは、ほんの少しのことですが、これを根気よく続けるかどうかでお子様の学力が決まってきます。
気長にゆっくり楽しく。冬期講習で勉強しましょう。