教室内の湿度は、インフルエンザコロナ対策では諸説あるようですが、おおむね湿度を50%以上にあげるとよい。
ということが言われています。
冬場教室の温度は22度ぐらいに維持しています。湿度は今日で37%
さて、今からどれぐらいの水分を教室に補給しないといけないのでしょうか。
中学理科の飽和水蒸気量の問題ですね。計算できますよね。計算してみましょう。
22℃での飽和水蒸気量は、グラフから20g/m3です。(グラフは教科書を見てください)
教室の容積は240m3
20×240=4800g が湿度100%の水分量です。
今は37%の湿度なので、4800g×0.37=1776g
湿度50%は4800g×0.5=2400g
不足している水分量は2400g-1776g=624g
水は1g=1mlですから、624ml
なるほど500mlのペットボトル1本ちょっとですね。
これぐらいなら自力で散布できそうです。
霧吹きでコツコツと散布してみました。
しかし、ほとんど変わりません。2ポイント改善し、39%になりました。
どうして??
犯人は換気。
換気がすごいので空気がすぐに入れ替わってしまいます。結局補給し続けても50%に届きません。
普段でも、加湿器から毎日4リットルぐらいの水が補給されてますが、50%になりません。
40%の維持が限界です。密閉しないけぎり、50%は無理です。諦めました。
このように
中学理科で習うことは日常でとても役に立ちますよ。(計算しても役に立ってないですが・・)