中学生は2021年度から新学習指導要領へ~大きく変わります

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2021年から中学生は新学習指導要領に全面的に切り替わります。

まず目的ですが、

(出典:文部科学省「新学習指導要領について」 以下紹介する図表はすべて同じ出典です)

●学びに向かう力・人間性等の涵養

いきなり「涵養(かんよう)」??最初からわかりませんね。

辞書で引くと 涵養:無理をしないでゆっくりと養い育てること

 

なるほど、無理しないでゆっくり育てる。

いいですね。そうして欲しいです。

●生きて働く知識・技能の習得

ここのプログラミングとかの情報なども入っていそうです。

今までよりも、すぐに役に立つ勉強もしていきましょう。ということですね。

●未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成

未来はどう変わるかわかりません。今の仕事の半分以上は将来なくなる仕事ですから、今の仕事にだけ合わせた知識・技能の習得だけでは将来対応できなくなります。

 

文句なし、とてもいい方向ですね。

では、具体的に学校教育でどうするのか、とりあえずわかりやすいし、一番関心がある英語教育で見てみましょう。

 

どう見てもやることが増えています。

無理しないでゆっくり育ててくれるのではなかったのですか?

しかし、必要な知識・技能はたっぷりありますし、英語を使った論理表現力も重視されています。

必要ですよね。

 

どれぐらいの時間をかけて教えてもらえるのでしょうか。

 

なんと、英語は420単位で変わりません。

 

今までと同じ授業数でよりレベルアップしていこうという計画です。

そのために小学校からスタートしているのですが、それでもこれは大変なことだとわりますよね。

 

同じ時間で、レベルアップさせていくのですから、何か別のことは少し減らすのでしょうか?

新指導要領にはこう書いてあります。

 

学習内容の削減は行わない。

んーん!!どうしましょう。

英語だけではなく、他の教科も同じ方針です。

 

学習時間は同じ、学習内容は削減しない、さらに各学習内容をレベルアップしていく。

 

まずは、こう変わっていくということを押さえておきましょう。

この方針を基にして、大学入試、高校入試などすべて変わっていきます。

 

しかし、「涵養」はどこへ行ったのでしょう。

 

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