10月に2学期の中間テストがあります。
中学1年で入学し、1学期は多少の緊張感もある中で定期テストも頑張ってきました。
1学期はまだ問題も易しいので、それなりの得点が取れました。
「中学のテストも、何とかなったな。俺って結構やるかも」
と少し甘く見始めています。
さらに、秋は、運動会や文化祭で楽しい行事がいっぱい。
クラブも3年生が引退したので活躍できる場も増えています。
さて、この状態で2学期の中間テストを受けるとどうなるか、当然ですが成績が下がる生徒が出てきます。
そこでどう考えるかというと
「平均点も10点下がっているし、10点下がっても大丈夫」という誤解です。
1学期は平均点の70点前後に団子のように人とがいます。ほぼ平均点前後に全員がいると思っていいでしょう。
ところが2学期になると特定の生徒が一気に成績を落とします。
そうなると当然ですが平均点は下がります。少数の大きく下げた生徒によって平均点は10点下がるのです。
分布をみると実は多くの生徒は下がっていません。
一部の生徒が下がったために平均点が下がるのであって、多くの生徒は下げていないんです。
例えば
A君 10点下がりました。
B君 10点下がりました。
これで平均点が10点下がった。こういうことが起きているのではなく
A君 20点下げました。
B君 同じ点
これで10点平均点が下がっています。
お子さんは、すでに、成績が下がり始めた少数に入ってしまいました。
これは、かなり危険な状態です。
お子さんはこう言います。
「今回は、運動会があったので、勉強できなかった。次回は頑張るから大丈夫。平均点ぐらいしか下がってないし、やればできる」