国語は、すべての学習の基礎になるものです。
しかし、国語って日本語だし、日常会話に支障はないし、大丈夫、何とかなる。と思いますよね。
私もある程度そう思っていたので、小学生、高校生には国語をかなり勧めていましたが、中学生には英数中心の授業をご提案していました。
ところが、はやり読解力のあるなしで成績の伸びが全然違うんですよね。
急がば回れ
やはり、国語を抑えてから他の科目を勉強した方が効果が高い。とわかってきました。(いまごろかいと突っ込みが入りそうですが)
中3で入塾した時、皆さんは5教科総合の偏差値で〇〇高校に合格できそう。など見られているようです。
しかし、私は見るのは国語です。
5教科総合でどれだけ悪くても、国語の偏差値が60であれば、中3の1年間で最終的には全教科60まであがります。
ところが国語が40であればなかなか上がりません。
ですから、中3生が入ってきたときは国語の成績を見てどこまであがりそうか判断しています。
そう考えると、中1、中2の段階では、他の教科を後回しにしても国語を勉強した方が後々有利になるということですよね。
それならもっと国語を推奨したい。
ところが、大きな問題があります。
国語の読解力=定期テスト国語の得点とはならないことです。
「新しい文章を理解する読解力」と「授業で一度読んで先生と一緒に読んだ文章でテストする」のとは、必要とする能力が少し違ってくるからです。
そうなると、他教科を後回しにして国語を勉強しているのに、国語も上がらない、英数理社も上がらない。
こんなことになってしまいます。塾としては致命的です。
生徒、保護者の皆さんから見ても、「中3で上がると言われても本当かどうか確認できないし、中3で上がらなかったらどうしてくれるの。」
しかも、中3まで目の前のテストで点数が低くて、「勉強意欲が継続できるの?」
ととても不評をかうことになってしまいます。このような相当な試練が待ち受けています。
そこで、残念ながら本来の学力向上策に反した受講科目(英数)となっているのが現状です。
週3教科受講できる人は国語を含めて3教科としてもらえれば一番いいのですが、
ふつうは3回の通塾は少ないので、打開策として、夏休みに国語のご提案をしております。
中1、中2生向けの教材は、小学校高学年~中2までの無学年教材を使用します。
夏に終わらない場合は、冬季、春季と継続して同じテキストを使用してもらいます。中2までに終われば基礎的な読解力が身につくというもの。
長期的な視点で学力の底力を上げていきませんか。
ぜひ、お試しください。