ほぼ、今年度入試は終わりました。(まだですね。3月まで頑張ってください)
来年度に向けて、高2生の大学選びが始まります。
面談をしいて、保護者からよくある質問があります。
「就職はどの大学がいいのですか?」
「〇〇大は偏差値の割に就職がいいって本当ですか?」
さらに「英語ができたら有利ですよね。」
などと聞かれます。
大学に関してはその通りの大学もありますし、そうでもない大学もあります。しかし、英語や大学が、就活の決定的な要素にはなりません。
就活に強くなるには、その基本は、ずばり現代文です。
エントリーシート、志望動機書、面接での質疑応答、自己PRなどすべて日本語で行われます(一部英語のみの企業もありますが)
日本語で、自分を表現し、教養があることを示し、会社の役にたつ人材ということをアピールしないといけません。
日本語だから何とかなると甘く見ていませんか? 結構甘く見ているんですよ。だから、失敗しているんですね。
その結果、
偏差値の高い大学でも現代文できない学生は就活に弱いです。
いくら理系で、その分野では、かなりの知識があろうが、弱いです。
現代の会社はチーム戦です。ひとりで研究開発することなどありえません。
だから、少々優秀でも自己表現ができない学生は不採用です。
そういうことですので、どの大学に入ろうが、基礎である現代文ができて、大学4年間読書して、教養や知識の幅を広げていれば就活に有利です。
プラス英語ができていれば尚有利。しかし、英語の前に現代文です。
英語がペラペラにしゃべれるけど、日本語で何を言っているのかよくわからない人をよく見かけます。
英語もペラペラのようで実は内容が薄いんですけどね。見た目はペラペラに見えますから、すごいと思います。
しかし、それは素人をだますだけ。
人事はそんなの簡単に見抜きます。
人が有能かどうかは面接で見分けられませんが、話す内容が薄いのはすぐわかります。
そういうことですので、高校生はまず現代文を仕上げて、英語も、古文も、数学も、歴史も勉強しましょう。大変ですよ。
楽をして手に入るものではありません。がんばりましょう。