お子さんが、小学生であれ、中学生であれ、保護者の皆んさんの悩みは同じ。
うちの子はどうしてこんなに勉強しないの
勉強のやり方もわかってない。やる気もない。
こんな風に感じていることかと思います。
ひとりひとりの問題解決には、それぞれ特有の問題がありますので、それはひとつひとつ丁寧に解決していかないといけませんが、もっとも大きな理由がひとつあります。
それは教科書が読めてない
ことです。「教科書が読めない」というAIをテーマにした本が以前ベストセラーになっていますし、今も注目されています。これは本当です。塾をやっていると実感します。
文章が読めないので、算数もわからない。理科もわからない。社会もわからない。
英語は最初は挨拶とか簡単は日常の文章なので読めますが、少し難しくなる中2からわからなくなります。それも同じ、日本語の文章が読めないのが原因です。日本語で読めないのですから英語で読めないのも当然です。
国語はなおさらです。
お子さんは、勉強しないのではなく、勉強しようと思っても読めないから何もできない
これが実態です。
まず、小学生なら、これからじっくり国語力をつけていくことです。
中学生なら、併行してやるしかないです。そうは言っても英語、数学、クラブでいっぱいいっぱい。とても国語まで手が回りません。(というのはだめで本当は国語から始める方がいいのですけど、仕方がないです)
英語、数学の勉強の中で、日本を正確に読む練習をしていきましょう。
講師の先生に読んでもらって、自分は解くだけをしたい。こういうお子さんは多いですし、お子さんもその方が勉強した気になります。問題が解けるのですからね。できた気になります。しかし、本当は文章を読むところが大事なのです。何度も何度も読んでもらいます。
はっきり言って即効性はありません。
中学生なら成績を上げるには1年計画でじっくりやります。小学低学年なら3,4年計画です。
じっくりやってくれると成績はその後急に上がりまだします。そこまで我慢して続けられるかどうかが勝負。
ひとりなら、しんどくてできないと思いますが、楽しい先生と一緒なら続けられますよ。
基礎学力をつけるとあとはどの科目でも上がっていきます。
数学の授業で文章を正確に読む練習をしたら国語も成績があがります。英語も読めるようになります。
全てが基礎学力の上になりたっています。短絡的に定期テストの過去問を覚えて20点アップ。というのには手を出さないで、本当の実力をつけていきましょう。
中3でも、大学受験まで4年ありますから、十分時間はあります。