今、何の勉強しているの?
この勉強って何をしているの?
高校の勉強の途中では必ずこういう疑問が出てきます。
どうしてでしょうね。
それは、中学と高校では大きな違いがあるからです。
中学の勉強は簡単なプラモデルを作っているようなもの。
ひとつひとつの勉強(部品)を見たら、組み立てたら何なりそうかがすぐにわかります。
実は、よくできる生徒ほど完成形が見えるているのです。だから何をどこに当てはめたら「できる」ってわかるんですね。
ところが、高校はその単品がとても多く、複雑になります。
そうすると
部品だけ見て、これが何になるのか意味がわかない。
と思う人がほとんどになります。
組み立てるまで、それぞれが何の役に立っているかわかりません。
高校では、こういう状態で勉強が続きます。
部品の知識は増えていきますが、
それが、いつ、どのように組み立てられるかが、わかりません。
だから、ただ、何となくもやもや。
この「もやもや」状態で、考え続ける。
これが大事です。
こんなの、いらいらします。
ストレスたっぷりですね。でもこれが高校の勉強です。
耐えられない人はできるようになりません。
でも心配する必要はありません。最後に何かが完成できるようになっています。
今は、知識をたくさん得ていますが、それぞれバラバラで何が何やらわかりません。
そして、これが
あるタイミングでひとつになります。
だから、そこまで考え続けることが大事なのです。
こうならずに入試を迎えてしまうと、知識がつながっていませんから
知っている部品を適当に当てはめていく解答になります。
時々当たるって感じ。得点が安定しません。
よく出る問題だけ何となく解ける。
合格するかしないかは運次第。
中学生は、こんなロボット
高校生はこれぐらいのロボットになるかな