昨年の残念なできごと

 

昨年の9月のこと

中3生の母親から「成績が上がったから塾を辞めます。」と連絡がありました。

一瞬意味が分かりませんでした。

成績が上がったら、普通は続けるのではないの?

と不思議な気分。

 

理由を聞くと「模試で志望校がA判定になったから」だそうです。

この生徒は、夏休みにかなり授業をとって、自習もほぼ毎日来ていました。

絶対に頑張る。と言って、毎日何時間も勉強した結果

9月の模試で好成績(偏差値30台⇒50にまで上がりました)

多少は上がると思ってましたが、ここまで上がるとはこちらもびっくりです。

 

そして、「辞めます」にもびっくり。

「こんなに夏休みに頑張って、上がったんだから、続けたら志望校に入れますよ。」

と話をしても、

「成績が上がって、ありがたいと思っていますが、もうA判定なので、これ以上塾代を払いたくない」と母親。

 

生徒からは「塾を続けたい。親を説得するので(退塾は)ちょっと待って」と頑張ったのですが

親の意向は変わらず。そのまま退塾していきました。この塾は、よくも悪くも強く引き留めませんので。

 

今日これを書いたのは、その生徒のその後が分かったからです。

偶然出会いました。その後を聞くとその後成績は再び急落。全然希望とは違う高校になったそうで

「今の学校(高校)は面白くない。」

と愚痴っていました。退塾後は(無料キャンペーン期間が長い塾)に通ったとのこと。

 

成績は一時的にあがっても、続けなければすぐに下がってしまいます。

まして、中3の2学期以降、全員が猛勉強する時期にペースを落としたら急落は目に見ています。

基礎ができていないので、夏休みはひたすら基礎の反復をしました。なんとなくわかってきていましたが、それでも定着していません。そのため、2学期も基礎反復を続ける計画でした。模試は「まだうろ覚えだけど、勉強した直後だからできた」と思われます。そのままでは1か月もあれば忘れてしまいます。(それなのに次の塾では普通の指導をしたと想像しています(見た目は偏差値の50の生徒ですからね))

さらに勘違いは

模試のA判定のことです。

A判定とは、このままのペースで続ければ志望校に合格できますよ。というレベル。今の実力で合格できるということではありません。

運悪く?9月の模試で成績が上がってしまったための、残念なできごとでした。

 

当塾を退塾する場合は、あまり強く引き留めていません。

ただ、事実を知らずにやめて、後悔してもらっては困るので、保護者と生徒の両方に

「これからどういう勉強をしらいいか」というお話だけをしています。

その勉強を「今後は一人でできますか?」「ここで一緒にした方がいいですか?」

ということを確認しています。

 

その結果、「やっぱり続けます。」と「辞めます。」に分かれますが、それ以上は引き留めないことにしています。

今回の例を見ていると生徒の方が「続けたい」と言っていたので、もっと親を引き留めてもよかったのかな?

と考えてしまいます。でも、やっぱりこれからも引き留めないでしょうね。

 

反省すべき点は、模試判定の見方や勉強の仕方など、生徒だけでなく、保護者の方にも、もっと十分説明しておかないといけなんだ。ということです。ちゃんと「わかってもらっていなかった」こちらの失敗です。

春の保護者懇談では、しっかりご説明していきたいと思ってます。