わかって、できるだけではだめです

塾を探している皆様へ

まず第一は「わかる」ですね。

教科書を読んで、書いてある意味がわかる。

これは大事です。ここは時間をかけてでもじっくり勉強しましょう。

 

ところが、ここを適当にするので、この段階で50%以上が脱落します。

英語、数学、国語、理科、社会、それぞれの教科書を読んで「わかる」人は50%以下です。

 

この段階でつまずく人には

国語の論理ingがお勧め

小学生向けの講座ですが、国語を受講してもらえると論理ingの手法で指導します。まずは教科書を読んで理解する力をつけましょう。

 

ただ、今わかりたいものがありますからね。その時は

個別指導や映像授業で先生から解説を聞くことが大事です。

先生から聞くと自分で読むよりも断然わかりやすく、短期間に「わかる」ようになります。

しかし、自分で読み解く力をつけることは継続してください。そうしないといつまでも「塾に頼る」ことになりますからね。

 

さて、この段階で満足していると「わかる」から「できる」になりません。

よく言われていますよね。聞いて見て「わかる」ことと自分で「できる」ことは違います。

 

スポーツによくたとえられますが、ホームランの打ち方は「わかる」。サッカーのシュートは「ここで打て」とタイミングなども見ていてわかります。しかし、実際にやってみると自分では打てない。

テレビで観戦していると「何やってんだ。◎▲(選手名)。シュートは今だろう」「何やってんだ。思い切って振れ」と叫ぶことはできますが、自分ではできません。

 

「できる」ようにするには反復練習です。これしかありません。

夏休みはこの反復練習をする一番いい時期です。学校がありませんから、新しいことを学ぶのは少し休憩です。

夏の時間を反復に使いましょう。

そうすると、夏休みが終われば、「できる」ようになります。

 

さて、次です。ここで終わりではありません。

「できる」にもレベルがあります。

100mを1分かけて泳げるのも「できる」ですし、10分で泳げても同じ「できる」です。

次は、「できる」時間を短縮する勝負になります。

 

1ページの計算、1ページの英文を15分できても「できる」。30分かけてできても「できる」

です。

 

皆さんは、まだ「30分でできる」のレベルです。「15分でできる」になるまで、さらに練習を積む必要があります。

 

「この問題はできるからもういい」

よく聞くセリフです。しかし、まだ30分もかかって「できる」レベルです。このままでは、テストの時に時間が足りません。

「わかっていたけど、量が多くて解く時間がなかった」

と言いますが、違います。

解くスピードが遅くて時間がなかった

と言うのが正解です。問題が多いわけではありません。解くスピードが遅いんです。

世界陸上で言うと予選落ち。それならまだいいですが、標準記録を突破できずに出場できない選手となります。

 

テストで、問題が多いと感じる人は、まだ標準タイム以下のレベルということです。まだまだ、合否を争うレベルになっていません。

 

もう一度、おさらいですが、「わかる」ようになるまでは、じっくり時間をかけて腑に落ちるまで考えましょう。ここで焦ってはいけません。

次に「わかる」ようになったら、「できる」まで練習を積み、さらに「早くできる」まで積み上げるのです。この段階では、量です。練習量が少ないと早くなるのは難しいです。

 

その練習量を稼げるのは夏休みしかありません。

夏休みに「夏期講習で講義」だけ聞いて「わかる」で終わった人は、そこで終わり。だから講義型の夏期講習はお勧めしません。

 

夏休みこそ反復です。演習です。入試は時間との勝負です。受験生には演習量、宿題をたくさん出していきます。がんばりましょう。

 

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