この1年で小学低学年の通塾生が増えてきています。
なぜ今年増えたのか?理由はよくわかりませんが、とてもいい傾向かと思っています。
低学年の様子を見ているとこの時期からもう悪い癖が出ている生徒が見受けられます。
見受けられるというより、ほぼ全員です。
一番の問題は
「とにかく考えずに先生の言う通りにする」
ということです。一見いいように思えますが、これが積み重なると高学年でついていけなくなってきます。考えることをせずにやり方だけ覚えます。考えない習慣になってしまいます。
高学年になると、やり方だけを覚えるには量が増えすぎ、ついに覚えられなくなるためです。
小1や小2、小3など大人から見ると簡単な問題なので、ご両親もあまり気にもしていないはずです。
何も考えずに正解ができても、簡単なので考えることもない。と思ってしまいます。
子供の方も
よくわからないけど答えが出て〇がもらえます。
足し算の繰上りなども単純に作業として覚えています。
しかし、子供にとっては、全て始めて習うことです。そうすんなりと理解できるはずはありません。
ゆっくりと理解していくものです。
ところが大人からすると簡単なので
「さっさと答えを出して」
と言ってしまいます。
子供の方もよくわからないけど、答えを出すと大人が喜ぶのでそうします。
低学年を見ていると、こうやって高学年になって「わからない子供が増える」のだとよくわかります。
例えば、位の考え方がわかるまで、半年かかる場合があります。
100+10=200
となってしまいます。110だと強制的に覚えさせるのは簡単です。
これを半年かけて根気よく理解させなければなりません。親ではやってられません。
低学年の間は正しい答えを出すことよりも
「自分で考える」「不思議なことに疑問を持つ」
ことを優先しましょう。
根気のいることです。
ほしのこが5時に終わったら5時5分には塾につきます。授業は5時15分から
ちょうどいいので、ご利用ください。