いよいよ出願候補を選ぶ時になってきました。
最終的には学力がどうなのかが重要なのですが、残念ながら受験当日ギリギリまでわかりません。
本人の意思と意欲でこれから一気に伸びる場合があるため、過去問演習で合格点が取れない時でも合格できる場合があります。合否は予想できません。
現時点で検討すべきことは次のようなことです。
①総予算
生徒本人ではどうにもならず、保護者の方との相談になります。受験1回約3万円、スタンダード型、高得点型、2科目型、3科目型、複数学科併願などいくつかのパターンを組み合わせるとあっという間に10万円です。
すべり止めに2校受験すると20万円。合格すると入学金が約30万円。こんな感じです。
②行きたい大学と学部
当然これは重要です。とにかく受験を早く終わらせたいと思う気持ちが強すぎると行きたい大学より、合格しやすそうな大学を受けてしまいます。
あと数か月の受験勉強を避けたことで、大学入学後4年間、もしくはその後ずっと後悔することになります。
③行ってもいいと思っている大学
すべり止めに受験を検討しましょう。もし、その大学が滑り止めになっていなければ、しかたがないので、合格できそうな大学から1つ選びましょう。
ここに書いたことって当たり前のことで、冷静な時なら「そんなのわかってる」ということでしかありません。
ところが、緊張すると思考がむちゃくちゃになって、意味の分からない行動をすることがあります。
その典型が
★みんなが受けるから受験する
★この大学なら合格するというから受験する
★共通テストも受けておこう
「●▽大学を受験しようと思うのですが、どう思いますか」と質問があります。
私からの質問は同じ「その大学に行きたいのですか」「すべり止めに受けるとして入学してもいいと思ってますか」
共通テストなら「共通テストを使ってどの大学を受験するつもりですか」
これだけです。
「行きたくありません」という返事もよくあります。それなのに受験を検討してしまいます。
共通テストの場合「とくにありません。みんな受けるし、先生も受けた方がいいというので」
こういう返事が多いです。
不安なのは仕方がないし、その不安を払しょくするために猛勉強するので、一定の緊張感、不安感はとても大事なことです。
「行く大学がなければどうしよう。」という不安はあると思いますが、乗り越えるしかありません。
落ち着いて判断しましょうね。