勉強時間の目安~高校数学

塾を探している皆様へ

高校の数学ってどれぐらいの勉強時間が必要なのでしょう。

 

中学までどれぐらい頑張っていたか、

学校の授業でどれぐらい理解しているか

など、高校生になるとこれまでの勉強時間が大きく違うので、なかなか一般的にはわからないものです。

だから一律これだけとは一般的には何も言えません。

 

でも、自分が今までどうしてたかは、自分でよくわかっていると思います。

そこで、自分にとっては、どれぐらいの時間が必要か。

自分で見積る方法をお知らせしたいと思います。

 

単純な方法ですが、おおよその検討がつきます。

 

まずは、

基本となるテキストを決めましょう。

青チャートでも、フォーカスゴールドでも何でもいいので、

解説が詳しい教材を見ましょう。

目標大学によって、黄チャートだったり、フォーカスゼータだったりすると思いますが

自分の勉強時間の見積もりなので、それで十分です。

 

次に、

ⅠAⅡBⅢ、どこまで必要か確認します。

もちろん理系ならⅢまで、国公立志望なら文系もⅡBまで必要です。

私大は受験校の要項を確認しましょうね。

 

では見積もっていきましょう。

例題の数を見てみましょう。

150~200題程度あると思います。

どの学校を受験するにしても、この例題がしっかり頭に入っていないと何も解くことができません。

これを理解しないでやみくもに問題演習しても解けませんよ。
例題が解けないのに、それ以上難しいのは解けるはずありません。
他の教材で演習をする前に最低この例題は理解して解けることが条件になります。

 

例題の理解+そのページの類題演習。

これに必要な時間は30分前後でしょう。

 

数ⅠAⅡBまでならおおよそ、300例題ぐらいありますので、150時間。

 

これはどの生徒にとっても最低必要な時間です。

 

意外と少ないですね。しかし、この例題を1回やって理解し、すぐに自力で解けるような人はいませんよね。

そんなことができていたら苦労しません。

そこで、最低3周は必要と見積もります。2,3回目は1回目より早くとけるので、3回やって2倍の時間が必要と見積もりましょう。

 

そうすると300時間です。

 

これが、皆さんがⅠAⅡBまで勉強するのに最低必要な時間です。

毎日1時間勉強して1年です。数学だけにかける時間ということをお忘れなく。

 

 

もちろん、今まで勉強してマスターしているところは時間から外せますよ。

さらに、目標とする大学によりテキストが変わりますので、多少の違いは出てくると思います。

目標の大学によって、捨てていい単元も出てくるでしょう。

そこらあたりを自分で見積もってみてください。

 

 

ところで、本当に、1例題+類題を30分でできるでしょうか?

できない人も多いはず、

但し、これ以上時間をかけるといいのか? と言われたらそうとは言えません。

時間をかけても、わかるようにはなりません

おそらく無理でしょう。

 

これ以上時間がかかる人は、前の段階での内容を忘れていますので、その問題ではなく、

さかのぼっての例題演習が必要になります。これを勉強時間にプラスしておかないといけませんよね。

(数Ⅲ勉強しているのに、数ⅠⅡの理解が全然できていないとすると数Ⅲの例題をいくら時間をかけてもわかるようになりませんよね。数Ⅰ,Ⅱを先にしないといけませんよ。)

 

 

どう勉強するかということは、これぐいにして詳しくは、ふれません。

今日は時間の見積もりだけにしておきます。話が発散してしまいますので。

 

ということで、

数ⅠAⅡBの基本を一通りするだけで、300時間です。

 

もし、高3生なら、私大一般入試、センター試験まで、38週間、約270日です。(4月末の時点で)

11月からは過去問演習始めないといけませんよね。そうすると、28週間、約200日しかありません。

 

入試で勉強しなければならない課題は膨大です。何となく勉強していては間に合いません。

計画的にすすめましょう。

 

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