指定校推薦で大学を目指すと必ず次のようなデメリットを指摘されます。
①学力が落ちる
②大学でついていけない
だから、指定校はやめましょう。ということですね。
本当でしょうか?
①学力が落ちる。
これはまさしくその通り。指定校推薦の評定は3年1学期まで。
一般入試の生徒は、8月~2月まで必死で勉強する時期です。
今まで勉強してなかった生徒も勉強します。
この一番伸びる時期に勉強しないのですから、間違いなく一般入試組より劣ることになります。
まさしくその通りです。
自分の嫌なことを克服して、楽しいことを我慢して一定の努力をすることで得られる達成感
それに、集中して勉強することで理解度が飛躍的に上がることを経験できます。
こういう経験はきっと将来役に立つでしょう。
その経験ができなくなるはデメリットでしょうね。
但し、学力が落ちると言ってもそれは、あくまで入試学力の話です。学校の教科の学力ですよね。
大学での専門学力はこれからが勝負ですからね。次のステージでがんばりましょう。
与えられたテーマを解くのが苦手であっても、自分でテーマを発見するのは得意かも。
一般入試組と同じ土俵で戦うことはありません。気にしない気にしない。
10月に合格が決まるのですから、11月から好きな分野に早めに集中すればいいだけです。
いつまでも高校の成績にこだわる必要はありません。
②大学でついていけない。
一部あります。理系で数学できずに入学したらどの大学でもきついでしょうね。
国文学なのに「現代文」が苦手とか。
ただ、どの学科に入るにしても興味のある学科、得意な学問に進んだはず。
好きなんだから大学でもできます。これは間違いない。
問題があるのは、指定校入試で入れるからと言って何も考えずに名前だけで大学を選んだ場合です。
とにかく「近大入れるなら、どの学部でもいい。」
こういう人は、大学に入った後も伸びないですし、興味ないので大学の勉強をやる気もでないでしょう。
しかし、これは指定校推薦のデメリットではないですね。一般入試でも同じことです。
興味ない学部も併願するのはよくあることなので別の問題です。
つまり、一般的に言われる指定校推薦入試のデメリットは正しいと思っています。
それは事実として自覚して、新しい大学で新しい価値観で前向きにすすみましょう。
それでいいと思いますよ。
評定平均を上げるためには、バランスよく勉強したはずです。英数国などの入試科目だけ比較すると負けるかもしれませんが、入試科目以外もちゃんと勉強しましたよね。
自信を持ちましょう。