中学3年間での成績の上がり方

中学生

どれぐらいで成績があがりますか?

 

何回かブログにも記載しましたが、今回は具体例でご紹介します。

中学3年間での成績推移です。

大阪進研模試 5教科偏差値推移

こんな感じであがっていきます。

勉強の仕方がわかってくるので、やればやるほど伸びて行きますよ。

勉強のやり方や、基本が身に着くまでは少し我慢が必要ですけど。

中学3年間あると大きく伸びて行きます。ここまで来るとさらに高校でも期待できます。

 

 

 

ちょっと詳しく見てみましょう。

もちろん、英数など個別の科目ではデコボコします。

ちょうどできる問題が出たり、苦手なところが出たり

運不運もあります。

それが5教科になるとデコボコがならされて、それなりの傾向が出てきます。

3年間、授業―宿題-講習会(春夏冬)を続けると

偏差値40前半から3年かけて60前半まで上がります。

 

次は同じ生徒の定期テストの推移です。

デコボコして何となく上がってますが、はっきり見えません。

定期テスト5教科合計推移

 

一般的にこんな傾向です。

定期テストで受験の実力を測ることはできません。

もともと定期テストとはそういうもので、

授業を理解したかどうかを確認するテストです。

生徒の

学習の定着度を測定するものではないのです。

 

復習を続けないと

定期テストで400点以上取り続けているのに、実力テストでは伸びない。

ということがおきてしまいます。

 

もう一度この生徒の偏差値推移を見てみましょう。

①1年生の4月

定期テストでは、平均点前後、ところが実力テストは40ちょっと

小学生の計算を含めほとんど定着していない状態です。

 

定期テストの方は、テスト範囲が少ないので

入塾後にポンとあがることが多いのですが

小6の3学期に入室したために、

1学期中間で結果が出てしまいました。

 

②1年8月(夏期講習後)

1学期と夏期講習で、学校の授業の予習と小学生の復習をし

平均である偏差値50まで上がってきました。

 

中1なので、まだ難しいことを習っていない

夏期講習をしっかり受講した

ことによって早めに追いつくことができました。

 

ところが、2学期の定期テストは下がっています。

なんとか追いついたという状態で、いつ下がってくるかわかりません。

油断してはいけない時期です。

 

③1年3月、2年4月(春期講習前後)

定期テストまだ全然伸びません。

範囲が広くなるので、逆に下がっています。

生徒本人は何となくわかる問題が増えてきた。という感覚を持っていましたが

数字にあらわれません。

苦しい時期です。

ところが、実力テストでは順調に成績が伸びました。

けっしていつもいい点ではないのですが、

復習し続けていたために、定着していました。

覚えたところは忘れなかったのです。

できるところは、まだ少ないけど、定着したところが増えていました。

 

このように皆に結果が見えるといいのですが、見えない場合も多いです。

苦しい期間はそれぞれ違いますので、もっと長い場合もあります。

しかし、学力は確実についています。

 

④偏差値60までの道のり

ここからは長いですし、勉強量も格段に増えます。

1年で10以上偏差値が上がったのに、

ここから2年かかって、5ちょっとです。

こうやって振り返ると成果が見えるのですが

本人にはなかなか見えません。

出来ているという感覚はあるのですが、ライバルは強敵です。

 

学力が定着してきたと言っても、まだまだできる生徒に追いつくことはできません。

毎日少しずつ友達より少し多く勉強を続けていかなければなりません。

 

それは、

偏差値50までの友達の勉強量は少なく

偏差値60取る友達の勉強量はとても多いからです。

その友達以上に勉強して追いつくというのは、かなりの量が必要になってきます。

 

多くはここで挫折(もしくは満足)して、偏差値55で止まってしまいます。

もったいないです。

 

満足してしまうと成長は止まります。

目標を高く持つといつまででも成長し続けられます。

この生徒は続けました。

その結果がこのデータです。

これから高3まで、まだまだ伸びていきます。

 

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