算数はスピードよりゆっくり考えること

塾を探している皆様へ

もちろん計算を早く正確にすることは大事です。

高校入試でも、大学入試でも求められます。だからと言って小学生がこれを優先するのは少し違ってきます。

計算ができると中学ぐらいまでは、そこそこ点数が取れますが、数字の意味や考え方がわからないと応用問題は全くできなくなります。

 

中学から入塾する生徒のほとんどは「基礎の問題はできますが、応用がわかりません」

「応用問題が解けるようにして欲しい」というご要望です。

 

応用問題が解けるかどうかは、基礎の問題の意味が理解できているかどうかであって、計算が早いか遅いかは無関係です。

もちろん、計算が早ければ、考える時間はとれますし、そもそも早くないと時間内に問題が解けません。計算が正確でなければ、どんな問題でも最後は計算ですので、不正解になります。

しかし、応用問題が考えられるかどうかは別問題です。数字があらわす意味がわからないので何を考えていいのかわからないんです。

例えば速度でも 時速5kmはどういう意味なのか。何も考えずに公式に当てはめて

速度×時間=道のり

こんな図に当てはめて解いていては応用問題を解くのは不可能です。習い始めにちょっと使うのはいいでしょう。しかし、その都度、数字を意味を考えて問題を解くという行為を続けているかどうかが肝心なところです。

応用問題が解けないのは、基本問題を考えて解いてないから。意味がわかっていないから。これにつきます。

小学生うちにじっくり考える癖をつけていきましょう。

とりあえず正解を出す。数字の処理能力だけでは中2ぐらいで間違いなくついていけなくなります。

高校数学は全くのお手上げ状態となります。

 

小学生の間に、算数に対してどう取り組むかで決まってしまいます。

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