文章を論理的に読む練習をしていない子は、間違いなく中学校に入ってついていけなくなります。
なぜか、教科書が読めなくなるからです。
教科書って、新しいことを学ぶための文章ですよね。
つまり、知らない言葉がいっぱい書いてある文章です。
言葉を知らないので、それが何か意味がわかりません。
論理的に読んでない子は、知っている言葉を自分なりにつなげて意味を理解しています。
主語、述語の関係、「しかし」、「だから」 などの接続詞も無視して、好き勝手につなげて理解しています。
知っている言葉だけなら、これでだいたいの意味がわかります。
例えば、
明日 ユニバ 友達
と単語を読み取れば、明日友達とユニバに行くのだなとわかります。文章を読まなくても、単語の拾い読みでいいのです。
ところが、「誰が行くのか」など読み飛ばしています。
お母さんが、先生が、子供がの情報を読み飛ばしています。
論理的に読めない子は、書いてあっても常識的に子供だと勝手に決めて読んでしまいます。
実はお父さんが仕事でユニバに行って、偶然、昔の友達に会った。
と言う場合もあります。
常識的な流れ以外の文章になると読み方がむちゃくちゃになります。
教科書を読むときにこんな読み方をするので、意味がわからなくなり、成績がどんどん落ちていきます。
こんなことにならないように文章を正確読むこをが論理的に読むスタートになります。
このように論理的に読むって、実は難しくありません。単にそういう練習をしないから読めないだけです。
たくさん読書しても、論理的に読もうとしていないと効果がありません。
まず最初は、主語、述語を正確に読むということ
これだけでも意識していないと難しいですよ。
普段の会話は、文章は、主語述語が適当でも通じるので、意識しないといい加減になってきます。
明日 ユニバ 友達
で普通は通じます。お父さんが仕事でユニバに行く方が珍しいです。
でも、そういう場合もありますよね。
テストでは、この主語述語を正確に把握できているかが問われます。
簡単なようで意識しないと間違えますし、いつも意識して読まないと練習になりません。
つまり国語の成績があがりません。
詰め込んでできるものではないのです。
小学生、中学生、高校生 全員に国語をお勧めしています。
長い目で見て力をつけていく科目です。まずは、この長い夏休みから、国語の学習の始めましょう。
夏休みの読書でさっそく活かせますよ。