中学の社会科の授業紹介がありました。
問題:沖縄 辺野古移設への賛否を問う住民投票がありました。(2019.2.24)
A社の報道:「住民の75%が移転に反対した。」
B社の報道:「住民の62%は反対しなかった。」
どちらも同じ投票結果を受けての報道で、どちらも正しい報道です。なぜ、こうなったのでしょう。
という問題です。
中学生が議論して検討する課題です。数字のトリックに加え、客観的な報道とはどういうものか
など、幅広く学ぶことになります。
授業風景が動画撮影されていて活発な議論がされていました。社会は暗記科目ではない。
とこのような実践的な学習がなされている学校です。
卒業後の進路ですが、
協定校として
関西学院大に44名
その他、同志社女子大10名、神戸女学院4名
さらに指定校推薦枠も関関同立、東京の国際基督教大、早稲田大、青山学院大などたくさんあります。
卒業後の大学進学にも困らない学校です。
さらに、特徴的なコースは
高校に設置されている「国際バカロレアコース」です。
国際バカロレア教育とは何?と思う方は下記をご参照ください。
国際バカロレア教育とは
即物的に何かに得である。とか、そういうメリットは見つけにくいですが、これからの国際派人材養成教育になります。
大阪で、バカロレアのDPコースを受講できるのは
関西学院大阪インターナショナルスクール
と、ここ
の3つしかありません。
そうそう先ほどの社会の問題を解くカギは「投票率」です。
投票率が51%でした。
その結果、51%の中の75%が反対したので、
A社は「75%が反対した」と報道。
51%中の75%とは、全体の38%になります。
反対を表明したのが38%となりますから、
B社の「62%が反対しなかった。」も正しいことになります。
ちなみに「62%が賛成した。」は誤りです。