大阪府では、高校入試の30%~50%を内申点が締めます。
その内申点は、中3の成績だけではなく、中1、中2の評価も高校入試の内申に入りますので、注意して下さい。
そして、
内申点に大きく影響するのがチャレンジテストです。
1月に実施されるチャレンジテストは、中1、中2の皆さんにとってはとても重要なテストになります。
ですから、その内容を正しく知っておきましょう。
通常内申点は、定期テストと平常点。平常点は授業態度や普段の小テスト、提出物などを先生が評価します。
しかし、この内申点は、先生が自由につけられるわけではありません。
チャレンジテストの結果で、内申点の上限、下限が決まるのです。
先生は、チャンレンジテスト結果によって「決まった範囲で評定を出さなければいけない」という決まりがあります。
平成29年の国語で見てみましょう。
この表が平成29年度のチャレンジテストの点数と評定の基準です。
まず、チャレンジテストが60点だった場合を考えてみましょう。
60点ですから、評定5、評定4はありません。評定3、評定2、評定1の範囲に入っています。
例えば、A君 : 定期テストはいつも80点以上、授業も積極的に発言して、提出物もいつも期限内に提出しています。
普通に先生の評価だけなら「5」がつくような生徒です。
ところが、つい調子が悪くてチャレンジテストが60点。
その結果、評定は「3」までしか付かなくなります。最高評価で「3」です。
先生は、絶対に4,5はつけることができません。
これがルールです。
つまり、
1月のチャレンジテストを失敗しただけで、定期テスト5回分の努力が無駄になるということです。
どれだけ平常点で頑張っても、どれだけ先生の評価が高くても「3」です。
こういうことがおこっていまいます。現実におきています。
こんどは逆に
チャレンジテストで100点取った場合を考えてみましょう。
先生に嫌われようが、提出物をさぼっていようが、「4」以上つきます。
先生は「3」をつけることができません。
例えばB君 提出物はさぼっていつも出していない。授業もふざけて騒いでいた。当然先生にも嫌われている。
このままでは、よくて「3」下手をすると「2」がつきます。
そんなB君でも、チャレンジテストで95点以上とりさえすれば、「4」がつきます。
最低「4」です。
しかし、チャレンジテストが94点なら「3」になります。油断禁物ですよ。
どんなに先生に嫌われようが「4」以上取れる。どんなに好かれようが「3」までしか取れない。
こういうことが決まるのがチャレンジテストです。
絶対に落とせないテストです。
冬期講習でしっかり復習しておきましょうね。
参考までに平成29年の国語の分布です。「3」までの60点って平均よりちょっと下ぐらいなので、要注意ですよ。油断すると取ってしまいます。
補足)中3の場合
中3の場合は、個人の評定はチャレンジテストと無関係です。
学校平均で各評定の割合が決まりますので、このようなことにはなりません。
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