昨日の話は、やるべきことは簡単ですが、とっても時間がかかります。
国語の勉強って簡単なんです。皆さんご存知の通り日本語がある程度できますから
そこから始めたらいいのです。中学生が思い切って小1レベルから始めても大丈夫です。
小1~小6までならすぐに終わるので、大きな抵抗なく半年もあれば終了します。
そして中学レベルを着実に進めればいい。
やることは簡単ですが、根気が必要です。
簡単だから、できるからと言って、やめてはいけません。
簡単なことから演習して身につけて行くのです。
「キャッチボールは簡単だから練習しません」という野球部はないはずです。
「素振り簡単だから練習しません」という剣道部やテニス部もないはずです。
それを愚直に練習した人が上手になっていくんですね。皆さん経験でよくわかっているはずです。
ところが勉強になると皆さん即効性を求めるので不思議です。
地味な練習は、ちゃんとするとして、もうちょっと即効性が必要なようです。
そこで今回は、もっと簡単成績アップ術です。
やることは簡単で、単純です。
・学校のワークの1番基礎部分を最低3回~5回以上。全問正解できて、早くできるまで繰り返す。
次の少し難しいところ、チャレンジ問題は無視。しなくていいです。
というより、してはいけません。時間の無駄になります。禁止です。
「できる」問題を「より正確に、より早く」「できる」まで繰り返す。
これです。成績があがらないと嘆いている人はこれをしていません。
全部シナクテいいと言われても学校に提出しないといけない。
それなら、「わかりませんでした」と言って出すか、「答えを写して」出してください。
全然問題ありません。
1時間勉強するとして
・基礎問題を3回するのと
・チャレンジ問題を1時間考えるのと
どちらが有効な勉強でしょう。
チャレンジ問題は、基礎ができていないからわからないだけです。
できていないのに考えてもできるはずはありません。これは単なる時間の無駄。
学校のワークの基礎部分はみんなできると言います。しかし、できるレベルは様々です。
・解き方のヒントを見ながらできる
・ゆっくり思い出しながらできる
・できるけど、時々間違える
・時間がかかるけどできる
このレベルは「できる」とは言いません。
何も考えずに、早く、全問正解できる
これだけが「できる」です。
難しいことではないですよね。
どうにかこうにかは「できる」問題なんですから、手が付けられないことはないです。
でも、ほとんどの生徒が「できる」レベルになる前にもう「できる」からと自分で判断して勉強をやめています。
だから本番で
・忘れる
・間違える
・時間がなかった
となって、成績があがりません。
本当に「できる」ようになるまで練習しましょう。
・ピアノは誰でも音を鳴らせますが、上手には引けません
・サッカーボールは誰でもけることはできますが、上手にはできません
高校見学に行ったときのことなども思い出してください。
始めていく学校に行くときのこと。
行くことはできますが、看板を見たり、地図を見たり、乗り換えがどこか探したり
行くまでに時間がかかったはずです。
ところが、毎日通っていると「ぼーっと」していても早く正確に学校に到着します。
高2になってまだ「地図などを見ないと学校に行けない」という人はいないはず。
身体で覚えたんですよね。勉強も同じです。
今日「学校へ行く道を間違えて、他の学校に行ってしまった。」という人はいないはず。
誰でもできることです。それを「ぼーっと」していてもできるぐらい練習したんです。
5回するって、そんなに時間はかかりませんよ。1回目より2回目、さらに5回目になると本当に早くなります。
チャレンジ問題やっているから時間がかかっているだけですから、時間のかかるのをやめたらいいんです。
お手軽成績アップ術でした。