塾講師研修2日目に入りました。(連続ではなく、間は空いています)
前回は、講師としての心得を座学で学んでもらいました。
本日は、生徒を1名おいて一番得意な科目を実際に指導してもらいます。生徒役は先輩講師です。
先輩講師には、私からお願いして少し意地悪をしてもらいます。
①生徒は問題を解いても全問間違えます。もしくは全問正解に見せかけて小さなミスをします。
②先生の目を盗んでさぼります。
たくさん書くとネタバレになりますので、この程度でやめておきます。本番で体感して下さい。
どうしたらいいかは、前回の研修で教えていますので、やり方はわかっています。言葉では大抵答えられます。
でも、思うように生徒と接することができません。
当然です。「わかった=できる」 ではないのです。生徒の勉強と同じです。
しかも、前回の研修で学んだことも一部忘れています。
当然です。「覚える=復習が大切」です。前回の研修内容を1度で覚えられるはずがありません。生徒も忘れて当然ですよね。それを身をもって理解できます。自分ができないのに生徒に要求してはいけません。生徒は、1週間後必ず忘れてやってきます。復習させましょう。
さらに、指導テクニックを学び、本日は終了。
「勉強教えるなんて簡単だ」 「研修なんているのかな」などと思ってやってきたのに、まともに指導できず、何一つ生徒に伝わりません。結構ショックを受けます。「向いてない」とここで辞退する学生もたまにいますが、多くは応募した時より先生という職業に興味を持ち始めます。
いい経験になったと思います。ただ、研修そのものは厳しいものではなく、笑いでいっぱいです。授業の隅でするので、研修中は本当の生徒も面白がってます。少し気が散るようです(すみません。)
休憩時間に入ると(本当の)生徒が新人講師をからかいに来ます。そうすると新人講師もすぐ教室に溶け込めます。
こういう練習を積んでから生徒と接するので、何がポイントか分かったうえで、自信をもって指導できます。
楽しい学生ならOK。採用と同時に「じゃ明日から好きなようによろしくね。」と言われ、講師が指導を始める学習塾と一味違います。
まだ研修は続きます。安心して下さい。講師は大切に育てます。3日目は、後日投稿しますが、さらにレベルが上がります。
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