関西の主な大学の公募入試の一覧表です。(京進作成)
出願の日程~受験日~合格発表~1次手続き日 までを一覧で見ることができます。
主な大学だけでこんなにあります。
私立大学では定員の40%程度が公募で決まっています。
第一志望の学校が公募入試をしていたら必ず受けましょう。
チャンスは多い方がいいし、早く受験が終わりますからね。
ところが問題なのは次の場合、以前にも書きましたが、
第一志望が公募入試をしていない場合
この場合は
公募入試を受験するかどうかは慎重に考える必要があります。
どういうリスクが待っているかと言うと
●合格したら勉強を続ける意欲が低下する。
●公募の勉強に集中しすぎて、一般入試科目の勉強がおろそかになる。
というこの2つです。
統計ではありませんが、公募で合格したことで一般入試をやめる生徒は概ね
50%・・・半分は第一志望を捨ててしまいます。
すべり止めのはずだったのに、第一志望を受験前にあきらめてしまいます。
なぜか、
この時点でも、まだ第一志望の一般入試に合格する点に届いていません。
つまり、11,12月の勉強が本当の勝負です。
かなり集中して勉強を続ける必要があります。
そして、続けた結果、合格するのはその中の1/3以下の生徒です。
そう思うと、もうこんなしんどい思いしても可能性低いし、ここでいいや。
合格した大学もいい大学だし。
このような感じになります。特に、近畿大、龍谷大、甲南大、京都産業大などに合格すると
いい大学だから、特にそうなります。
第一志望がこの大学ならもちろん万々歳ですけどね。
公募入試を受験するということは50%の確率で第一志望をあきらめるということになります。
さて、どうするかは、あなたの性格で決めましょう。
浪人したくないし、一般入試は本命一本で勝負したい。
絶対に勉強を続けられる。
そういう性格でしたら、公募を受験してもいいかと思います。
何となく挫折しそう。
これなら公募入試はやめて、滑り止めは一般入試に組み入れましょう。
その方が第一志望に合格する可能性が高くなります。
高校や塾は公募入試を勧めます。早くいくところが確保できると安心ですから。
しかし、その安心が危険になるんですね。
当塾では性格をみて、勧めたり、勧めなかったりしています。
2年前は一般入試一本と決意していた生徒に公募を勧めました。
性格の浮き沈みが激しく、一般入試を連続で受験すると本命まで集中が維持できないと思ったからです。もちろん、本人とご両親にその話をしたうえで、自分で決めてもらいました。
昨年は公募入試を受験しないように勧めた生徒がいます。
ここに書いた理由のためです。
自分の性格を見極めたうえで公募受験を考えましょう。
受験すると決めた場合は、どこをどの日程で受験するのがいいかは、この一覧表をにらみながら
一緒に決めていきます。