入試直前のこの時期、持っている実力を本番の入試で、そのまま発揮できるような練習はそれはそれで必要です。この練習なくして合格勝ち取れないでしょう。
テストを受ける際のテクニック、考え方、戦略などです。
入試は1点勝負ですから、同じ実力でもテストの受け方で1点上がれば合格が勝ち取れます。
概ね合否ギリギリのところに多くの受験生が固まってます。紙一重の勝負です。
しかし、勘違いしてはいけないことがあります。
あくまで実力を100%近く出すための練習であって、実力以上の力が出ることはありません。
そこが大事。テクニックは最後の手段です。それをあてにしているとうまくいってギリギリ合格、一つでもミスをすると不合格。
だから、たくさんの大学を受験してどこかで当たればいい。
というような受験になってしまいます。
そうならないためには、地道に実力を上げていくしかないんです。もし、失敗して80%しか出せなくても合格できるようにするしかありません。
勉強の基本を継続することです。
①理解できるまで考える
先生などの説明を受けて「わかった」と思うのではなく、自分で「わかった」と思えるまで考えること。
できてませんよ。先生の説明を聞くとわかる。しかし、自分で考えたらよくわからない。とりあえず、やり方だけ覚えてその場をやり過ごす。時には必要ですが、こればっかりだと実力はつきません。
②練習問題をたくさん解く
一度わかったことでも時間がたつと忘れます。何度も練習して考えなくても解けるようになることです。
できてませんよ。わかっているからもういい。できない方をやりたい。できる問題を演習しても時間の無駄。こんなこと言ってませんか。
③少し難しい問題にチャレンジして、覚えたことが使えるようになっているか確認する。
難問をたくさんすると時間的に厳しいですので、時々チャレンジするぐらいでいいです。これまで習ったことが意外な方法で使われるとか、どう使えるものなのか、などの発見があります。解くためには柔軟な思考が必要になってきます。
覚えたことが道具として使えるようになると勉強が楽しくなりますよ。
できる生徒もできない生徒もやることは同じです。できる生徒に特別なノウハウがあるわけでもありません。当たり前のことを当たり前にできるかどうか。これが本当の勝負です。