計算ミスは必ずあります。ミスを減らすには先日お話したように、計算そのものを減らす、簡単な計算に変換することが大事です。
それに加えて、問題の意味を理解し、図や表や絵で表せるようにしておくことです。問題文を必ず可視化して自分が何をしようとしているかイメージすることです。
そうすると、計算ミスが発見できます。歩いて行く距離が100㎞だったり、人数が1.5人だったりするとミスしてることがわかりますよね。さらに問題をしっかりイメージしているとだいたいの答えの大きさがイメージできるものです。
マーク式の共通テストだったら、このイメージだけで答えが出るときがあります。だいたいこのあたりの数字が答えだろう。とわかるので、計算しなくても、答えを想定して検算だけしたら正解が導けます。
これは姑息なテクニックとか、マーク式の弊害ではありませんよ。問題の意味を理解しているから答えがわかるんです。それだけのことです。
数字の意味を理解せずに単に作業として計算するとミスをします。数字の意味を理解しておくことがミス防止、ミス発見につながるのです。
こういうことは小学生の間から習慣づけておくことが大事になります。「今何を計算しようとしているの?」「この数字の意味は何?」を問い続けることです。