本日は私塾連盟のセミナーに行ってきました。(私立高校の先生が多かったように思います)
大阪府の高校入試動向などが中心です。それは個別にお知らせするとして
こんな話がありました。
○高校入試偏差値(五ツ木や大阪進研) 60以上の生徒は国公立大学に行くものとして高校でも勉強する。
○偏差値45~60の生徒は、指定校推薦で関関同立近に入りたいと言うが勉強する気はない。高校は楽しみたい。
○偏差値45以下の場合も大学には行きたい。
こういう生徒が増えていると言う話でした。
偏差値60以上の生徒が、「勉強して国公立大に入る。」というのはその通りですね。何の異論もありません。
偏差値45以下でも大学に行きたい。それも大丈夫でしょう。大学全入時代ですから、どこかには入れますし、大学で学ぶことはいいことです。
問題は、勉強せずに関関同立近に入りたいという生徒。何が何だかわかりませんよね。
指定校推薦で入学するにしても学校の定期テストで学校内上位にいることが大事ですし、
もちろん、一般入試は勉強が必要です。
話の続きは、入りたいと思っているけど結果的に入れない。その生徒たちをどうするか。
私立高校はこの生徒たちの要望を知って生徒を集める必要がある。
附属高人気はこの流れのひとつです。
と言うお話でした。
附属高でない学校は、どうやって応えるのでしょうね。勉強しないと無理だと思いますが、
楽しく学校をすごして、結果的に志望大学に入れなくても満足してもらえるような学校にすることなのでしょうか?
難問ですね。
生徒は、高校入試のように高3夏から頑張れば何とかなる。
という考えかもしれませんね。
高校入試は、公立一番人気の春日丘でも1.6倍程度ですが、
関関同立近は一般入試で、3.5倍~5.5倍です。
本気で入りたいなら
●高1から学校の定期テストで上位になる
●高2の2学期から一般入試に向けて計画的に始める
のどちらかしかありません。
付け足すとしたら
●勉強を始めるのが遅くなったけどとにかく頑張る
とりあえずは、現実をちゃんと教えてあげる。ここからスタートなのでしょう。