友達は勉強していないのに、なぜ成績がいいのでしょう。(中2の場合)

中学生

継続して勉強し、復習を繰り返し行うことが、成績をあげる最短の方法である。

と何度がご紹介していますが、

こういう質問をよく受けます。

「クラスのA君は大して勉強していないのに成績がいい」

「私は一生懸命勉強しているのに、成績があがらない。もともと頭が悪いからでしょうか?」

「A君も自分は大して勉強していないと言ってます。」

 

皆さんが中学2年生だとします。小学校1年生から、毎日たった15分勉強を続けてきた友達と

やらなかった自分でどれぐらい差が出ていると思いますか? たった15分、全然関係ない。

と思いますよね。勉強ができるA君もそんな勉強した記憶がないと思います。たった15分ですから。

A君が「そんなに勉強していない」と思っているのも本当のことです。

 

このグラフを見てください。

15分勉強した生徒を青色

5分勉強した生徒を赤色

縦軸は時間です。

15分を積み重ねると中2の終わりで 730時間

5分を積み重ねると中2の終わりで 250時間

これだけの勉強量の差がつきます。

730時間を追いつこうとすると 毎日5時間勉強して 146日 なんと半年。

 

勉強ができるA君が今から何も勉強しないで休んでいてくれたら、半年で追いつけます。

なんだそんなものか。でもA君は休みませんよね。そりゃそうです。A君も今から受験で勉強を始めます。

毎日15分でこれだけの差が出ています。高学年ぐらいからは、毎日30分の差かもしれませんよ。

だから、時間差はもっとあるかもしれません。

 

さらに、人間の能力は勉強時間に比例して上がるのではなく、勉強時間以上に上がっていきます。

勉強すればするほど賢くなるからです。(脳科学ではメタ学習効果というそうです)

直感的にも「小1の15分」と「中2の15分」では、勉強の質が違うってわかりますよね。

こんな感じです。

 

安心して下さい。頭が悪いのではなく、勉強時間で圧倒的に負けているだけです。

それならすることは簡単。今自分よりできると思っている友達より15分でもいいので、少し多めに勉強することです。

すぐに追いつくことは無理ですが、何年か後にはおいついて、あなたは友達から「どうして勉強していないのにできるの?」

と聞かれる立場になります。気持ちいいですね。

 

高校受験までで、少し追いつき、大学受験までに追い越しましょう。

あと4年もあります。

皆さんの大学受験は東京オリンピックよりあとですよ。そこにピークがくるように、じっくり仕上げましょう。

 

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