偏差値のお話

保護者の皆さんからの質問が多いものからブログを書いていってます。

今回は偏差値。(偏差値の定義は一番下でご覧ください。)

ここでは、使い方をご案内します。かなり誤解があるようなので、これ以外の使い方をしないようにしましょう。

 

①受けた模試と同じ会社の偏差値表を見ること

五ツ木模試を受けたら五ツ木模試の偏差値表

大阪進研模試を受けたら大阪進研模試の偏差値表

河合塾の模試を受けたら河合塾の偏差値表

ベネッセの模試を受けたらベネッセの偏差値表

〇〇塾の模試を受けたら〇〇塾の偏差値表

です。

例えば、大阪で受験者の多いこの2つの模試。「五ツ木模試の偏差値」と「大阪進研の偏差値」を比べても意味がありません。

簡単に言うと、問題レベル、受験者層の違いです。これが違う模試同士の偏差値の比較は全く意味がありません。

ネットでよく、この学校の偏差値はいくら。などの記載がありますが、単純にその記事の中だけで、上下を比較しているものと考えてください。数字そのものに意味はありません。

 

②中学受験・大学受験の偏差値は受験科目も考慮して下さい。

高校入試は、ほぼ全生徒が5教科受験するので、模試が違ってもそこまで大きくは変わりません。

しかし、中学入試と大学入試の場合、入試科目も違いますし、出題の難易度も違います。受験者層もかなり違います。違いが大きすぎて意味がわからなくなります。

よく塾の広告で詐欺だと言われるのが、どの模試とか、どの範囲かを言わずに、偏差値だけを使って表現している場合です。

偏差値40から東京大学へ合格。とか、偏差値40台から関関同立へ合格。という例の広告です。何の模試で、誰が受けたのかからなかったら、偏差値40という生徒が、とても秀才なのか、あまり成績がよくないのかさえわかりません。

とても優秀な偏差値40の生徒が無難に大学に合格した。というだけかもしれません。

 

高校生なら手元にあるベネッセの自分の偏差値を見てみましょう。(学校で受けているはずです)

・全国偏差値、校内偏差値、理系型、文系型などいくつも偏差値があります。あなたひとりにこれだけの偏差値があります。しかも1つの模試なのに。

学校自体がとても優秀な高校なら、校内偏差値が40でも全国偏差値が60だったりします。逆もあります。全国偏差値40で校内偏差値70なんてこともあります。

理系と文系を比べても意味がありません。国公立と私立を比べても意味がありません。

 

関西の私立のA大学は、地方国公立のB大学より偏差値が高いので優秀ですか?

という質問もよくあります。

残念ながら比較できません。受験科目が違います。さらに何の模試(センター模試、私立模試)の偏差値なのかによっても違います。

A大学 :受験科目 英語、国語

B大学 :受験科目 センター7科目+2次 英語、国語

という受験科目だったとしましょう。

 

A大学を受験する生徒は「センター模試での偏差値が悪くても、合格するでしょう」

B大学を受験する生徒は「センターで取れていれば、英語、国語でA大学生より悪くても大丈夫」

ということが起きます。どちらが優秀なのでしょう。わかりませんよね。

 

ということですので。数字の大小だけを見て、どの大学、どの中学が良いとか、悪いとか判断しないようにしてください。

普通に考えると受験科目が多い大学の方が一般的に優秀です。(勉強する科目が多いですから勉強量は増えます)

 

C大学の文学部(偏差値60)と D大学の工学部(偏差値50)はどちらが優秀ですか? という質問も時々あります。

サッカー選手と野球選手の「どちらが運動神経いいですか?」と同じ質問です。サッカーしたらサッカー選手、野球をしたら野球選手が上手ですよね。

文学のことなら文学部、工学のことなら工学部だと思います。

 

大阪進研さんのサイトの「偏差値のお話し」をご紹介します。

夏、がんばった! 成績はいつ上がる?

 

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