公募推薦入試などで提出する自己PRの書き方

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大学入試の

公募推薦出願の際の自己推薦書、自己PRの書き方

です。公募入試対策として必須です。

AO入試対策としての面接練習も同じようなことをしています。

 

京進 江坂垂水教室では、自己PRは、必ず面談と添削しています。1,2回書き換えてもらえれば見違えるような内容に変わります。

この面談は私も面白いので大好きです。生徒が自分を見つめなおすいい訓練になります。

最後に、生徒が自分に自信を持ってくれるので、やっていて楽しいです。

 

よくあるのが、

私は高校時代、クラブにがんばりました。

一生懸命頑張って、クラブのメンバーと苦しい時を乗り越えました。

 

というものです。ほぼ全員こんな内容です。多少の文章の良しあしはあります。

はっきり言ってほとんど小学生レベルです。

 

これでは全くダメ。

余談ですが、社会人の管理職への登用論文のレベルもこんなものです。転職の際の職務経歴書の書き方もレベルも低いです。

 

京進 江坂垂水教室での私の添削の手順です。

①まずは、自由に書いてもらいます。そうするとさっきの内容になります。

テニス部でも、ラグビー部でも書道部でも似たりよったりです。本人は高校時代がんばった。

と思っているのですが、ごく普通の高校生活です。

PRすることは「がんばった」だけです。

 

②私のインタビューを開始します。

嘘は書きません。私は生徒の高校生活まで知らないので、インタビューします。

・苦しかった時に何をしたの?

・なぜ、そう考えたの?

・なぜ、解決しようと思ったの?

・実行できたの?

・なぜ実行できたの?

・なぜ、最初はできないと思ったの?

・実行中に失敗はあった?

・失敗したときどうした?

・やめなかった理由は?

・同じことを友達がしたらどうなると思う。

・どうしてそれができない人がいるの?

・もっと他に方法はなかったの?

おおむね1時間程度です。

インタビューを受け始めて最初の30分ぐらいで、後悔してきます。

相談するんじゃなかった。めんどくさい。と顔に出てきます。

 

こうやって、つきつめていくと

自分が何を考えて、どう工夫したかが見えてきます。

困難に立ち向かった時の対処法が見えてきます。

得意不得意が見えてきます。

 

最初は、自分は何もしていない。頑張っただけ。と言っていましたが、だんだんと具体的に何をしたかがわかってきます。

 

最後に

当たり前と思っていたことに工夫していたことを自分で発見します。

友達と違う考えた方をしたことを思い出します。

 

そうすると書きたいことがいっぱい増えてきます。

「わかった。書けます。」

と言いますが、ここからまだ続きます。

 

その内容を全部書いていけないと指示します。

一番言いたいこと1点に絞り、2番目は書いてはいけないと指示します。ここが大事です。たくさん言いたいのはわかりますが、内容が薄くなります。

「えーそれだと文字数がたらない」

全員同じ反応です。高校生だけでなく、40代、50代の管理職候補も似たようなものです。

 

その1点に絞り、もう一度、インタビューを開始します。また1時間。

 

最後に文章を書いてもらいます。

 

おおおおおおお 自分ってすごい。これが生徒の感想です。

 

 

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