大学受験に関して、併願校の決め方を、あらかじめ確認しておきましょう。
高2生が来年受験前になると、大慌てで我を忘れてしまいます。そして、むちゃな出願をして志望校と違う学校に行くことになってしまいます。
1年前のこの時期に覚悟を決めていきましょう。
まず第一に確認すること
①親に予算を確認して下さい。
1校受験 3.5万円×受験数
滑り止め大学に合格した時の入学金 20万円~30万円
受験数を10と見込みます。すると35万円ですので、入学金と合わせて合計65万円。
これは、どの大学に入ろうとも消えてなくなるお金です。
この金額+いくらまでOKでしょうか。
思っている以上にお金がかかると思います。
②浪人を選択肢に入れるかどうか。
最近は浪人率が減っていますが、20~30%程度は浪人します。別に浪人率が1%だったとしてもいいじゃないですか。
他人の目を気にせず自分で決めて下さい。
自分で決めたら後悔しません。人の意見で決めたら後悔します。
⓷大原則
・本命大学・・・受験できるだけたくさん受験する
・抑え大学・・・思いっきり下げて1校×2回受験する。思いっきりです。中途半端はダメ(浪人覚悟なら不要)
・準本命大学があるなら、準本命2回
それでは、具体的に
産近甲龍を第一志望にする方
・本命大学の公募入試・・・全部受験 2回~4回受験できるはずです。
注意)公募で「抑え」を受験しない。
合格しておくと安心ですが、
安心すると一般入試までの勉強が緩みます。合格の可能性が半分以下になります。
・本命大学の一般入試・・・全部受験しましょう。 毎日受験になってもOK。たかが2,3日耐えて下さい。2~4回受験できるでしょう。
次に
本命の合格発表より1次手続き(入学金納付)が遅い大学を2,3校選ぶ
抑えの大学1つは、思いっきり下げること。2回受験。
準抑え大学は1つ・・・少し下げて1校×2回
これで合計8回~12回受験です。
間違っても、記念受験などしないように。本気で合格する気がない受験に意味がありません。
関関同立を第一志望にする場合
・公募入試・・・関関同立にはないので、受験できません。
では産近甲龍の公募入試で抑えておこう。と考えてしまいますが、やめておきましょう。
産近甲龍で言った理由と同じです。公募に合格すると本命合格率が下がります。
・一般入試の考え方は同じですが、ただし、産近甲龍では抑えになりませんので、さらにやさしいところを1校受験しましょう。
抑え大学は思いっきり下げるのが鉄則です。2回受験
・関関同立・・・行きたいところは全部。ここで数を減らしてはいけません。
この中で2校受験したとすると 全学入試、個別入試で最低4回受験できます。
学部を変えたらもっと受験できますが、どの学部でもいいという受験はお勧めしません。
・準本命大学として産近甲龍のどれかを 2回受験
これで合計8回の受験です。公募を受けて一般入試の回数を減らすなんてもってのほかですよ。
合格しても、不合格でもいいことはありません。
これぐらいの回数は受験するものだとご認識ください。
ポイントとして、抑えは思いっきり下げることです。この「思いっきり」は大事です。
中途半端に下げたら
それぞれに受験対策が必要になるので、本命への合格の可能性が下がります。
抑えとは「あきらめること」です。残念ですが、どんなことにもリスクはつきもの。
リスクを下げようとして準本命をたくさん受験すると本命の合格が遠のきます。手を出しすぎて全滅もあり得ます。
リスクを下げようとすると得るものも少なくなるのは世の常です。
あとは個別にアレンジしていきましょう。
1年前ですから大枠だけご承知おきください。
おや?この受験だと30万円の(捨てる)入学金が不要になります。
公募受けてないですからね。親御さんもうれしいですね。
心配しすぎて、保険をかけすぎ、に注意してください。