コロナ休校で学校授業が遅れています。
そのため、入試の時期や出題範囲を見直そうという動きがあるようです。
しかし、これって何か意味あるでしょうか。
まずは、出題範囲。
例えば、高校で日本史を選択したとします。ところが、高校の授業で、これまでも日本史の全範囲を教えているわけではありません。授業で扱うのは日本史の一部分だけですよね。
残りは自分で入試に向けて勉強しているのが実情です。
世界史もそう、数学や物理なども学校の進度で勉強していたら入試に間に合いませんよね。
英語、国語には果たして範囲ってあるのか?というレベルです。
そもそも今までも、実態は学校で習う範囲外の出題なんですよね。(教科書の範囲ですが、授業で全部やりませんから)
さて、次は入試の時期
学校が休みだった3月~5月、勉強している人は当然続けています。むしろ、クラブ活動がなかった分勉強は進んでいる状況です。
3~5月に勉強しなかった生徒のために入試時期を遅らせたらどうなるか。
何が変わるのでしょう?
春に勉強した生徒に無理やり休ませたら追いつきますが、休むはずもありません。
学習量と成果は比例ではなく、加速度的に上がるので、むしろ差が広がるでしょう。
何のために遅らせるのかさっぱりわかりません。
不思議な改革です。