現代文のテストでは、よくできる時とできない時の差が激しい場合が多いですよね。
どうしてだと思いますか。
入試実戦トライアルなどで過去問演習をしますが、3回に1回ぐらいは合格点が取れる場合が多いです。
全然できない方がむしろ少ないです。
なぜでしょうね。
問題文を見ればよくわかります。
現代文で合格点が取れる問題は、自分の意見と同じ意見が書いてある時です。
内容が納得できるので、読めるのですね。
いや違いますね。読んでなくても答えがわかるんですね。筆者と同じ意見ですからわかるんです。
ところが、どんなに文章が簡単でも、意見が異なる文章となると全然取れません。
よんでないからです。筆者の主張が気に入らないので、反発してしまうんですね。
これでは現代文は読めません。
現代文では、どんな意見であろうと、まずは主張している意見を正確に理解することが求められています。
そうしないと議論にならないですよね。どちらも相手の言うこと聞かずに一方的に主張するだけだと
どこかの国の選挙戦のような状態になってしまいます。
それでは困るので、まずは、他人の意見を正確に理解しましょう。
と言うことが大事になってきます。
それでは、どうしたらいいのでしょう。
普段の読書で対策ができます。
自分意見と反対の人の本を読むのです。
そして、反対意見を正確に理解することです。
例えば、今でいうとワクチン接種が必要。と言うことに対し、反対している人の本を読むことです。
ネットで根拠の乏しい意見を読んでもダメです。きちっとした人が冷静に反対している本を読んでください。
他に、地球温暖化でもいいですし、テーマは何でもいいです。気になっていること関心があるテーマで十分です。
さらに発展させるためには、両方の意見を読むことです。自分の意見の本も正確に読んでください。同じ意見であってもその根拠が違う場合があります。
現代文の入試で求められていることは、自分とは異なる意見を正確に理解する能力です。
それは問題を議論し解決策を導くのに重要だからです。
だから、普段の読書から自分と反対意見の本を読んでおくことが現代文入試の対策になります。
簡単ですよね。